以前、清寿軒のどら焼きを食べて、あまりの美味さに驚いた経験が有る。
東京に行く用事があったので、前日に予約注文をし、朝一で訪ねた。
日本橋西鉄インの脇道に入ってすぐの民家風の小さな店。
人形町はこういった佇まいの、和菓子屋や蕎麦屋などが、江戸の粋を競っている。
柳家の鯛焼き。
玉ひでの親子丼。
今半のすき焼き。
そして昔ながらの洋食の小春軒。
清寿軒もご多分に漏れず、予約販売で売り切れる事が多く、日本橋界隈のビジネスマンは口にする事が出来ない店である。
例によって、iPhoneマップで迷わないですぐに見つけ出す事が出来た。
店内で小判のどら焼きと栗饅頭の味見をしてみる。
あれっ?
ちょっと甘過ぎる。
黒糖で餡、蜂蜜で生地の甘みをしっかり出していると聞いていた。
確かに生地もしっかりしているし、小豆の風味も良い味を出しているが、甘さが後に残る。
病気で倒れる前に食べた時は、衝撃の美味さに感じたが。
食べログでも3.85点の評価で、間違いないと思ったが。。。
当時から10kg痩せて、味覚が変わったのか?
尤も、江戸の味というのは関西に比べると味付けが濃いということもある。
甘いもの好きの博多の友人にも贈ってみた。
味にうるさい友人はどういうコメントを送ってくるだろうか。