2010年02月08日

信用できないの!

長女が中学生の頃、日曜日の昼下がり。
娘は、眼に涙をいっぱいにためて、私に向かって、吐き捨てるように言った。

「お父さん、私の事が信用出来ないの!」

「そこに行くのだけは、駄目だ。」

「なんで、なんで、変なとこじゃないし、友達も一緒なんだから?」

「それじゃ、私もついて行く。」

「なんでそんな嫌がらせすすんの!」
「なんで信用してくれないんだよ!」
娘は、号泣しながら叫んだ。

「絶対に、行くのは許さない。」
「行くんだったら、私がそこに乗り込む。」

娘は過呼吸を起こし、崩れるように倒れ、そのまま泣きながら寝込んでしまった。
いつもの親子喧嘩ではなかった。

数時間前に女房から聞いたことだが、娘が行くという家はある宗教団体の支部で、ティーパーティに招待されたらしい。
まだ、統一協会もオウム真理教も世間には知られてない時期だったが、聞いたこともない宗教団体に、胡散臭さを感じた。

数日後、私は娘と代官山のメキシコ料理店で。

「私は、君を信用してない。」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「将来、君が私の元を巣立ったとき。私は、どんな時も、何があっても…世間が君を糾弾しても、世界が敵に回しても、私は君を信じる。」
「その時は何があっても、私は君の味方だ。」

「それまでは、決して君を信用しない。」

娘は、大粒の涙をポロポロと流しながら…「私、お父さんの娘でよかった。。。」 

家族078@

昔話である。

今、彼女は三十路の坂をとうに越したが、まだ、私は娘を信用できないでいる。

posted by ハル at 20:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月23日

聖夜

長女が3歳くらいだった頃…私がわかく貧しかった頃。

12月24日。

 PXM015

アパートから離れた郊外のショッピングモールに白いブランコが売られていた。

持ち帰りのみ、3000円。

会社の帰りそこに寄り、車がなかった私は鉄パイプで作られたそのブランコを担いで歩いた。

県道の測道を通り、田んぼの畦道を抜け、3キロ程の道を歩き通した。

小雪が降っていた。

手はかじかみ、道はぬかるんでいた。

ブランコの重さで肩がきしんだ。



おとうさ〜ん…遠くで娘の声が聞こえた。

静かな聖夜…。

12月24日が来るとその日のことを想い出す。


 PXM007

 

Merry X'mas! 皆に幸あれ!

posted by ハル at 23:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

プリンターインク

そろそろ年賀状。
ブラックのプリンターインクが以下の通りになったので、PCDEPOTに行く。




カートリッジ一本が純正だと、1,000円程かかるので、最近は、詰め替えインクを使用する。



ブラック・イエロー・マゼンタ・シアン、4色4回の詰め替え用で2,470円。
カートリッジ16本分だから、一本155円換算になる。

色は純正と比べても遜色ない。
詰め替え時に、手が汚れる事があるが、すぐになれる。サプライ商品の高さに辟易としていたが、これで解決するかも。

ダイソーにもプリンターインクが置いてあったが、ブラックが売り切れていたので、次の機会に試す事にした。

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posted by ハル at 18:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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