妄想から始まり、何度か迷走のiPhoneサポートを続けたある日、突然電話がかかってきた。
「やっぱり、PCを買おうと思うの。iPhoneには必要だと解ったし、良い機会だからPCも始める。」
「買いに行くから、ついてきて!このあいだ、ビックカメラに行って、あらかじめ見てきた。」
「VAIOがいい。女の子はVAIOでなくちゃ!」
なんか、とんでもない事になってきた。
「PC以外に何がいるの?」
「・・・・・・・・・(_ _|||) 。プロバイダー契約が必要だし、出来たら無線LANを設定した方が便利だし、プリンターも要るし、デジカメもあった方がいいんだが。。。」
「よくわからない。手伝って!!!」
次の休日。
ビックカメラの店員をあっちこっちに走らせ、VAIO・専用マウス・プリンター・デジカメ・Wi-Fiルーターを購入。
プロバイダー契約も済ませ、10日後に工事日を予約し、4時間の買い物が終わる。
「あっ、iPadがある。いいな〜。」
「青山や銀座の素敵なカフェで、女の子がiPadを使っているのって、素敵よね。」
「・・・・・・・・・・」
「と、と、取りあえず、PCの勉強から始めよう…。」
不吉な予感が頭をよぎった。
それから2週間後。
私の目の前に、VAIOとiPhoneとiPadが並んでいた。
「せっかくサポートしてくれるんだから、全部いっぺんで教えて貰った方がいい。」
「ところで、インテルってどういう意味?」
「うゎゎゎーーーーーーーーーーーーーーぁ!」
敵はパワー初心者だった。
私は妄想を抱く暇もなく、全くの初心者に、PC・iPhone・iPadを同時に教える事になる。