加藤登紀子のTwitter TLを眺めていると、1968 という曲に出くわした。
1968年
私が18歳の頃。
ベトナム戦争・ソンミ村の虐殺・佐世保エンタープライズ寄港反対運動・東大安田講堂紛争・三億円事件…混沌とした年。たくさんの反戦歌が生まれ、機動隊が学生を殴打するシーンがTVで繰り返し報道された。
私にはモノクロの映像しか浮かんでこない。
戦争も平和も現実的ではなく,極右も極左も若いエネルギーの捌け口としか映らず、大学受験と将来に対する不安で、いつも苛立っていた。
不安と焦燥と有り余るエネルギーの迸り。
数年後、井上陽水の“傘がない”が生まれた。
都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ…
あの頃の多くの若者の心を映した名曲だ。
今日、息子から、明日にでも第二子(男)が生まれる予定だと、連絡があった。
彼らはこれから、どんな時代を歩いて行くのだろうか。
1968年の時のような、漠然とした不安を覚えている。。。